【JC直前レポート⑤】 | 高崎武大のこんな騎手情報局

【JC直前レポート⑤】

府中芝コースに外国勢の真打ち的存在ともいえるパワーズコートがピカピカの毛艶であらわれた。雄大でありながらも、跳びは非常に軽く、手先の柔らかさは外国馬の中では際立っています。偉大なる父サドラーズウェルズの走る馬独特の造りと言えますね。 しかし来日直後の輸送熱が影響しているのか、厩で見るよりも馬場で見た時に、幾らか太い感じがしたのだけが気掛かりですが・・・。
 さて今日は外国陣営から見た日本馬の印象を取り上げたいと思います。日本の総大将を努めるのは、天皇賞馬ゼンノロブロイですが、ある攻馬手は「オリビエとは古い友達なんだが、彼曰く距離が長いのは歓迎出来ないと言っていたよ。まあ大崩も考えにくいとも言っていたけどね」。更にはルルーシュ調教師が「ゼンノロブロイは本質的には長めのマイラーに見える」とも言及されていました。確かに距離が長めになれば、いつも最後にあまさが出る馬だけに不安はある。
寧ろ外国陣営が挙って評価しているのがハーツクライである。グリーンチャンネルの追い切りを数人の関係者で見ていたらしいのだが、思わず「ライバルはこの馬だ!」とか「ユタカタケが乗るのなら要注意」などなど、一番気になる存在のようです。
さあ明日は公開予想をこちらで行う予定です。会員様もそうでない方々もどうぞご期待下さいませ!!