【今週こそ騎手の腕に注目】 | 高崎武大のこんな騎手情報局

【今週こそ騎手の腕に注目】

まずは先週のJCを振り返ってみましょう。 結果的には上位人気馬が、JC・JCダートともに連対を果たしたわけですが、その連対馬に騎乗していた騎手を見れば、あらためて納得さされてしまうのが、「経験」という二文字なのです。 例えばJCダートで二番人気ながらも、結果4着に敗れたトータルインパクト騎乗のマイク・スミス騎手(ファニーサイドの主戦騎手で有名)は、アメリカでの知名度なら5本の指に入る名手なのですが、日本のペースや馬場への慣れ、更には手の内がわからない相手騎手との勝負などなど、これらが最後の勝負所で大きく勝敗を分けた原因だと思われます。 JCダートでは日本競馬が誇る武豊騎手と安藤勝巳騎手、JCでは日本の競馬を熟知している外国人騎手ペリエとルメールのワンツーと、このような事実を見ても、あらためて経験が一番大事なのだと思い知らされました。
さて今週はWSJS(ワールドスーパージョッキーシリーズ)が阪神競馬場で行われます。昨年そして一昨年と名だたる外人勢を抑えて、柴田善臣騎手が優勝されていますが、結局日本のペースや馬場、そして馬の特性が即分析出来るという点からも有利とは言えます。今年は外国勢や大井の内田騎手にも頑張ってもらいたいのですが、とにかくエキサイティングな競馬を期待しましょう。