【秋競馬トレセンリポ(1)】 | 高崎武大のこんな騎手情報局

【秋競馬トレセンリポ(1)】

【秋競馬トレセンリポ(1)】

☆サクラセンチュリー重め感なく、「久々なので最後まで追わせてみました。これまでの休み明けと比べても、随分良い仕上がりにあると思う。夏越えてさらにパワーがついた感じがするからね。胴が長くて幅が薄い分、58キロという斤量は正直気になるけど、今後GIでも背負わなきゃいけない斤量だからね。頑張ってくれでしょう!」と佐々木晶調教師は必勝の口ぶりだ。

★エリモハリアー、軽快な反応で11秒8
函館記念を勝つなど、今夏の北海道シリーズを盛り上げたエリモハリアーは、水を含んだBコースで単走。ラスト1ハロンだけビシッと気合をつけて追われ11秒8(6ハロン83秒7)と、反応の良さを示した。田所助手は「1日に北海道から戻ったところなのでオーバーワークにならないようにだけ気をつけました。動きは悪くないでしょ?そこそこの競馬にはなると思うんだけど。」と、2つ目の重賞勝ちに向けて意欲をみせた。

★ワンモアチャッター、超抜の動きで坂路51秒8
ワンモアチャッターは1000万下特別を味な競馬で連勝後、真夏の小倉記念は惜しい2着。漸く本格化してきた今夏最大の昇り馬。昨朝の坂路でも活気にあふれる素晴らしい動きで、51秒8-38秒7-13秒0を軽々とマーク。「テンから無理させず気分良く走らせる調教が本馬のテーマ。前に馬を置いてガマンさせる調教が、ここに来て実を結んできましたね。ここを勝つようなら、秋の天皇賞出走を考えていますから!」と、友道調教師は相変わらずの笑顔で語ってくれました。

★ツルマルヨカニセ、力強く52秒1
北九州記念2着の後、小倉記念は差のない4着と重賞に手が届くところまできているツルマルヨカニセはいつもの坂路で追い切り。心配された夏場の疲れも見せず、52秒1、ラスト1ハロン13秒0をやや強めでマークした。「思っていたより馬場が悪くなかったから時計も出たね。これだけ動れけば上等だよ。開幕週の速い時計にも対応できる馬やし、本気を出せばこの馬、もっと走るんわ間違いない!」と小牧太騎手は気合いが入る。

★その他の有力馬、追い切り後のコメント

◆アグネスシラヌイ・白井師
「動きはまあまあ。あとワンパンチ欲しいとこやけどなあ?ダブル登録している京成杯AHも考えたけど、2000メートルの方が競馬しやすいので阪神へ行く事にするわ」

◆エイシンチャンプ・瀬戸口師
「調教量は足りているんだけどね??ただ放牧でトモの肉が落ちたのが気になるわ。開幕週の速い馬場もあまりいいとは言えないね」

◆セフティーエンペラ・安藤勝騎手
「追い切った後に少し歩様が悪くなったけど、もともと硬い馬だから心配ない。攻めの動き自体は良かったんじゃないかな」

◆ビッグプラネット・南井師
「まだ少し体に余裕があるけど、(プラス10キロ以上)休み明けでも乗り込みは十分。ひと夏を越して随分、精神的に大人になったから、今ならこの距離にも対応できるんじゃないかな。」

◆ボーンキング・松田国師
「もう脚下に不安がないから、大きな完歩でぐいぐい伸びていましたね。いい時のうるさい面も出てきたし、久々でもかなりの線まで仕上がっていると思います。ボーンキングの競馬がお見せ出来そうです!」

◆マーブルチーフ・田島助手
「時計ほど動きは悪くなかったけど、ビシッとやった本数がかなり少ないからね。それに直線に坂のある阪神はどうも…勝負はまだ先って感じかな?」


今日は高崎のトレセンリポをお送りしました。