【木曜枠順抽選後の各陣営】 | 高崎武大のこんな騎手情報局

【木曜枠順抽選後の各陣営】

【木曜枠順抽選後の各陣営】

まずは美浦TCにいる高崎の知人Hさん(藤沢番)に、藤沢厩舎の枠順確定後を伝えてもらった。
昨年に続き連覇を狙うゼンノロブロイは、レース前のいつも通りの北馬場調整。追い切った翌日だけに、やはり気合いが乗ってきたのが印象的(戦闘モードON)。そして枠順は奇しくも昨年優勝したのと同じ7枠13番に決まり、藤沢和調教師は「いいところに入ったんじゃないかな。ストーミーカフェに、タップダンスシチーと先に行く馬が内枠にいるからね。ここなら前を見ながらスムーズに流れに乗れると思う。あとはジョッキーに任せるだけ。馬の力を信じて乗って欲しいな」と笑顔で語った。 他の2騎についても「調子だけならピーク。府中コースなら力を存分に発揮してくれるはず。トレイルは今後を一番期待している馬だし、ダンスも昨年のように気持ちさえ途切れなければ、上位に入る力はあるんだから・・・」とこちらも楽しみという藤沢師。

栗東トレセンでは、私が自ら陣営にアタック。 宝塚記念で並みいる牡馬を撃破したスイープトウショウは外めの7枠14番に決まり「当たったところは仕方ないけど、枠入りにも不安が残るし、出来れば真ん中あたりの奇数が希望だったけど?この枠でも頑張ってほしい」と鶴留調教師はやや不満という表情でした。京都大賞典勝利で勢いに乗るリンカーンは2枠3番に決まり「偶数番の方が更に良かったけど、外よりは内の方がいいと思っていたのでまあ良かった。あとは乗り役がうまくやってくれるでしょう。仕上がりに関しては自信を持って送り出せるから・・・」とは東田助手。

前走毎日王冠を強い競馬で完勝したサンライズペガサスは8枠16番に決まり「極端な外は嫌だったんだけど・・・。本当は真ん中くらい欲しかった。でも、ここだと包まれることはない枠なので前向きに考えるしかないね」と苦笑いの古川助手。 3枠6番に決まったタップダンスシチーの佐々木師は、「哲ちゃんは3枠か4枠の偶数番がいいな~って今朝も言っていたんですよ。運良く望んでいた枠に入ったからね。ここまでは100%だよ!」と相変わらずにこやかな晶三さんでした。 春秋天皇賞連覇がかかるスズカマンボは1枠2番に決まり「春の天皇賞はうまく前に壁を作って結果が出たでしょ。だから今回も内枠がいい方に出るんじゃないかな~と期待しています。馬はかなり煩くなってるんで、輸送さえ無事に終えればとその点だけを危惧しています」と込ちゃんこと込山助手も期待半分不安半分って感じでした。

1枠1番ヘヴンリーロマンスの栩原助手は「後ろから行く馬だし、枠は特に気にしていなかった。この馬に合う速い流れになれば」と展開待ち。
2枠4番ハットトリックの岸本助手は「2000メートルなのでどこかで外に出さなければいけないから、本当は枠は外の方がさばきやすいと思っていたけれども、あとは3年連続制覇がかかるジョッキーに任せるだけだね」と“秋盾”キラーのペリエ頼み。
4枠7番ホオキパウェーブの二ノ宮師は「枠順も真ん中でいいところだね。菊花賞のディープインパクトと同じ勝負服で同じ数字。2週連続になればいいな~ってSTAFFと話していたんですよ」と枠順・仕上がりとも満足なのか軽いジョークが出ていました。
5枠9番メイショウカイドウの坂口正大師は「あまり包まれるといけないので、内すぎるよりも、少し外めの方が良かった。ある程度の速い流れになってほしいな。“ここが小倉”だと思って走ればいい結果が出るんじゃない(笑)」と周囲を笑わせるのは師らしい光景です。
8枠17番アドマイヤグルーヴの込山助手は「この枠やしな~?上ちゃんが乗り方考えくれるだろう。」と枠順には不満という感じでした。