【今年は外国馬が本気モード】 | 高崎武大のこんな騎手情報局

【今年は外国馬が本気モード】

【今年は外国馬が本気モード】


(東京競馬場)昨年15着に続く参戦となるウォーサンが芝コースで追い切られた。ダートでのウオーミングアップ後、向正面から芝に入り、単走でゴールまで馬なり。内ラチ沿いを軽快に駆け抜け、7ハロン95秒3、3ハロン36秒6-12秒5。「ベリーグッド!タイム・動きとも申し分ないね。それ以上に馬がリラックスしているのが一番だよ」と満面のスマイルであるブリテン調教師。追い切り後の馬の様子をチェックし、「心拍数や呼吸は8分で元に戻った。理想的な息の入り方だね」と具合の良さを更に強調していた。昨年惨敗という辛い思い出がありながらまたも来日。独GIバーデン大賞典を昨年以上の内容で連覇するなど衰えは全く感じない。「去年は本当にショックだったが、今年は凱旋門賞(8着)のあとブリーダーズCを辞めてフレッシュな状態で連れてこれた。今年は期待してほしい!」と師は巻き返しに意欲充分だ。バーデン大賞典馬がJCを勝てばJRAから1億円の褒賞金が出されることもあり陣営全体の鼻息は荒い。 昨年の凱旋門賞馬バゴは、ダートで速めのキャンター調整。上がり3ハロンは42秒1-13秒7と切れのある走りを見せた。ゼネラルマネージャーのA・クーパー氏は、「環境にも即慣れたようで、馬は非常に良い体調でここまで来ている。。この秋は凱旋門賞(3着)、BCターフ(4着)、そしてここの3戦とローテを早くから決めていたので、いい状態を継続する事が出来ました」と普段と変わりない雰囲気であることをアピール。24日に、ジレ騎手が跨って軽めを追い切る予定だ。 (白井競馬学校)ウィジャボードはキャンター半周から少しづつスピードアップして、1ハロン15-15のペースで3ハロンを伸ばした。「体調は日増しに良くなっており、日曜のレースまでには完璧になると思う。輸送直後からもカイバ食いは良かったし、スケジュールも全て予定通りだよ。ゼンノロブロイには負けません!」とトレヴァージョーンズ攻馬手からは超強気なコメントが出た。 アルカセットはキャンター半周後、ギャロップ1周。徐々にスピードに乗せて1ハロン15秒台のラップを3ハロン踏み気合乗りも上昇。「白井では順調に過ごせた。サンクルー大賞典1着以降は、天候や体調などの関係で順調に使えなかったが、今回はすべてうまくいっている。好レースを期待しています。ライバルはゼンノロブロイとウィジャボードかな~?」と古川大輔攻馬手兼マネージャー。 キングスドラマは軽めのキャンター1周、ギャロップで1ハロン16秒8-15秒8-15秒9-15秒4。「食欲旺盛で体調は申し分ない。全力を出せるデキだから、自分の競馬(逃げ)になればチャンスはあると思う」とハント攻馬手。 ベタートークナウも1ハロン17秒台ペースのキャンターで1周半。「勝負は時の運なので何とも言えないが、レースで最高の力を出せるように調整していきたい。おそらく一番後ろのグループで追い込む競馬になるだろう」とロールス厩務員。以上の4頭は調教終了後に東京競馬場へ移動し無事に到着した。