【2頭使いvs2頭使い】 | 高崎武大のこんな騎手情報局

【2頭使いvs2頭使い】

【2頭使いvs2頭使い】

 瀬戸口厩舎は昨春の変則2冠馬ラインクラフトとマルカキセキの2頭がエントリー。今朝ラインクラフトのオーナーである大澤氏と福永騎手そして瀬戸口師が3人肩を並べて見守る中追い切りが行われた。 上がりの息の入りを確認した瀬戸口師は「ライン?使うよ・・・。オーナーに賛同も頂けたし、祐一君もこの状態ならと言ってくれたからね」と微妙だった出否について、関係者の意見一致をもって出走を決めた。
福永騎手も「前半掛かり気味だったから時計は出ているけど、先々週と先週の2本しかやってへんからな。唯一の心配はスプリント戦独特の息が入らない流れだけだよ。でも8分以上仕上がってるとは思うね!」と満更でもなさそうである。
 逆にマルカキセキは前走18キロも減っていた体がどれだけ戻っているかだが、瀬戸口師は極慎重な様子で「まだいい頃に比べると7分程度だね?トモの状態がなかなか改善されないんだよな~。それに厩務員の話によると馬体重もそんなに戻っていない感じだからね・・・根性と持ち前のスピードに期待ってとこだけど、さすがに強気にはなれんよ(苦笑)」と師の表情もイマイチ優れない。しかしいつも明るい瀬戸口師だからこんな軽いジョークも出ていた「東の2頭使いはどうなんや?どっちの2頭が足した数が少ないか当ててみなよ!(笑)」と周囲にいた調教師や記者から笑いをとっていた。さすがは瀬戸さんだ!